あけましておめでとうございます。 筆耕士・書道家の清水克信です。
年が明けると、筆耕士にとって一年で最も忙しい時期が始まります。卒業証書の名入れシーズンです。
すでに卒業証書の名入れ業務をされている受講生の方もいらっしゃるでしょうし、これから対応する可能性が高い方も多いかと思います。
そこで今回は、卒業証書の書き方について解説したおすすめの動画をご紹介します。
この動画は2年前に制作したものですが、卒業証書筆耕の基本的な考え方や注意点を押さえていますので、今見ても十分参考になる内容です。
本当は毎年新しい動画を作りたいところですが、なかなかそこまで手が回らず……。来年こそは、ですね。
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■ 行書通信講座のご案内
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以前から構想していた行書の通信講座を、ようやくリリースすることができました。
講座名は 「実用書道〈行書編〉通信講座」 です。
毛筆書写技能検定を強く意識した内容で、行書を基礎から体系的に学べる講座となっています。
https://syodowork.thebase.in/items/130004858
すでに行書をスラスラ書ける方には不要かもしれませんが、
・行書が苦手
・自己流から抜け出したい
・書写検定の行書で確実に点数を取りたい
このような方には、十分お役に立つはずです。
なお、教材は少量ずつしか準備できないため、タイミングによっては「売り切れ」表示になる場合があります。
随時補充しますので、時々チェックしてみてください。※2月は販売を一時ストップします。
現在「賞状筆耕プロコース」を受講中の方も、並行して受講可能です。その場合、課題提出は【各講座ごとに1課題ずつ】お送りください。混乱防止のため、ご協力をお願いします。
今年も、皆さまの目標達成に向けて、しっかりサポートと指導を続けてまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さんは、文字の練習をするとき、どんな紙を使っていますか?
今回は、僕自身が今も使っている、楷書・行書どちらにも使える「細字練習におすすめの紙」をご紹介します。
それが――方眼ノートです。
メーカー品でも、100円ショップのものでも構いません。方眼は5mmでも7mmでもOK。
練習用として、1冊持っておくことをおすすめします。
方眼ノートの良いところは、 ・文字の中心が取りやすい ・パーツごとの大きさの配分が分かりやすい という点です。
僕の場合、毛筆・筆ペン・万年筆・ボールペン・鉛筆と、筆記具を選ばず、1冊のノートで練習しています。
書体も、楷書・行書・草書・かな、何でもあり。右から書いても、左から書いても、縦書きでも、横書きでも構いません。
他人に見せるものではありませんから、好きなように、自由に書けばいいのです。
書く内容もバラバラです。 ・古典の臨書 ・商品パッケージの筆文字 ・SNSで見かけた面白い文字 そのとき気になったものを書いています。
特に好きなのは、昔の歌の歌詞を思い出しながら、行書で速記すること。
行書の速書きの訓練になりますし、同時に、良い頭の体操にもなります。
要するに、「書道の練習」というより、書道遊びですね。
1冊書き終えたら、ざっと見返して、そのまま捨てます。そして、新しいノートを使い始めます。
これは、過去を振り返らない僕の性格によるものなので、無理に真似する必要はありません。
あくまで、ひとつの提案ですが、練習用の紙選びで迷っている方は、ぜひ一度、方眼ノートを試してみてください。
賞状筆耕プロコース、実用書道〈行書編〉を学ばれている方の中には、すでに書道のプロの方もいらっしゃいますが、これから将来的にプロを目標にされている方もいらっしゃるかと思います。
書道のプロと一口に言っても、書道教室の運営、筆耕の仕事、書作品の販売など、さまざまな形がありますね。
これらの仕事は、正直なところ「十分に現実的な目標」だと思っています。個人の努力次第で、きちんと到達できる範囲にあるからです。
一方で、「有名な書道家になって世界各地で個展を開きたい」となると、技術だけでなく、環境・人脈・運など、多くの要素が必要になります。
可能性がゼロではありませんが、難易度は一気に上がるのも事実です。
書道教室や筆耕で生計を立てる、という目標は、その点で見れば、かなり現実的だと言えるでしょう。
ただし、漠然と日々を過ごしているだけでは、どんな目標も自然に叶うことはありません。
同じ目標でも、10年かかる人もいれば、3年で達成する人もいます。この差は、才能よりも「考え方」による部分が大きいように感じます。
では、目標を叶えるために何が必要なのか。
まず大切なのは、目標を明確にすることです。
例えばダイエットでも、「痩せたい」という曖昧な目標より、「3か月後に65kgになる」と数値で決めた方が、行動に落とし込みやすくなります。
そうすると、1か月後、2か月後の状態を考えることができますし、そのために必要な食事量、運動量、睡眠時間なども具体的に見えてきます。
これは書道も同じです。「いつかは筆耕をやってみたい」ではなく、「3年後には筆耕の仕事で生計を立てる」と決める。
すると、そのために必要な技術、知識が自然と整理されてきます。
フリーランスであれば、集客はどうするのか、ホームページはどうするのか、納税や事務作業はどうするのか――
やるべきことが一つずつ見えてきます。
あとは、その目標に向かって、やるべきことを淡々と積み重ねていくだけです。
よく「努力」という言葉が使われますが、実際はそれほど大げさな話ではありません。
特別なことをするのではなく、必要なことを、必要な順番でやる。
それだけだと思っています。
最後に、僕自身の人生の目標をひとつお話しします。
それは「自己ベストで死ぬ」ということです。
年齢を重ねれば、体力はどうしても落ちていきます。
しかし、その一方で、知識と技術は高め続けることができます。
人生の最後を迎えるとき、自分の中の知識と技術が、過去最高の状態でありたい。
そう思っています。
書道は、それが可能な分野です。
だからこそ、これからも粛々と積み重ねていくつもりです。
このメルマガが、皆さんご自身の目標を見つめ直すきっかけになれば幸いです。
今回もフリーランスのお話です。
ご興味のない方は、どうぞ読み飛ばしてください。
書道のプロとして、フリーランス(自営業)を考えるなら、いずれ「ホームページ」という存在が視野に入ってきます。
というより、今の時代、ホームページは最強の宣伝ツールです。作らない理由は、あまりありません。
ただし。
パソコンが苦手な方にとっては、少しハードルが高く感じるのも事実でしょう。
スマホやタブレットだけでもホームページは作れます。
ですが、商売として書道を続けるなら、やはりパソコンが使える方が圧倒的に有利です。
もちろん、ホームページ制作を請け負う業者さんは山ほどあります。
プロに任せるのも、一つの正解です。
ただ、「ホームページとは何か」「どうやって作られているのか」
この概要だけでも知っておくと、業者さんへの指示が格段にしやすくなります。
結果として、自分の理想に近いホームページが出来上がります。
また、ホームページは作って終わりではありません。
情報の追加や修正は、必ず発生します。
その都度すべて人任せにするより、最低限は自分で触れる方が楽です。
慣れの問題も大きいので、将来ホームページを持つつもりなら、普段からパソコンに触れておくことをおすすめします。
もしかすると、将来はiPadのようなタブレットで十分な時代が来るかもしれません。
パソコンとタブレットが融合する可能性もあります。
だからこそ、日頃から少しアンテナを張っておいて、そう言った情報にも触れておくと安心です。
偉そうなことを書きましたが、僕自身も毎日ヒーヒー言っています。
「筆耕コム」のホームページも、すべて自作です。
もともとパソコンに詳しかったわけではありません。
作っては失敗、作っては失敗。今もその繰り返しです。
それでも、不思議なもので、続けていると何とかなります。
「あ、意外とできるじゃん」
この瞬間の達成感は、なかなかのものです。
書道と、よく似てますね。
今、僕は繁忙期の真っ只中にいます。
そう、卒業証書の名入れシーズンです。
ここ数年は、毎年だいたい70校前後、枚数にすると4,000枚ほど。
ありがたい話ではあるのですが、正直に言えば……かなりギリギリです。
他の筆耕業務も並行しているので、体力的にも時間的にも限界ライン。
もちろん、無理だと判断した時点で新規のお申し込みは止めています。
ただ、長年お付き合いのある学校さんは、直接メールをくださることも多く、「お断り」することはできません。もう少し早く連絡をいただけると助かるのですが。
そんな事情もあり、来年はお手伝いをお願いすることも、現実的に考え始めています。
さて今回は、少し視点を変えて「筆耕コムの初期って、どんな感じだったのか?」そんなお話をしてみようと思います。
筆耕コムを開業したのは2013年。
初期の卒業証書のご依頼の変遷です。
・2013年 4件
・2014年 10件
・2015年 25件
・2016年 45件
ホームページを作り、SEO対策をし、ブログを書き、リスティング広告も使いながら、ひたすらに集客していました。
個人でやっている割には、まずまず順調だったと思います。
当時、頭の中は「どうしたらホームページを見てもらえるか?」そればかりでした。
同時に、実務面でも神経を使っていました。
・どうすれば学校とスムーズに意思疎通できるのか。
・名簿のミス、こちらのミスが起きた場合の対処はどうするか。
・荷物事故を防ぐための梱包方法はこれでいいのか。
そして、何より筆耕の技術面。
特に意識していたのが「活字」と「教科書体」、そして書道としての文字との違いです。
当時は、小学生用の漢字辞典(教科書体)を常に手元に置き、2013年・2014年頃は、ほぼ1枚書くごとに辞書を開いていました。
今思えば、かなり神経質でしたね。
でも、その積み重ねのおかげで、今では教科書体について人に説明できるようになり、小学校の先生方に指導するくらいまでになりました。
副産物として、その後に受けた「書写技能検定」の勉強も、ずいぶん楽になりました。
振り返ると、あの頃は本当によく頑張っていたと思います。
誰にでも「初めて」はあります。
もちろん、僕にもありました。
これから筆耕のプロを目指す方にとって、少しでも参考になる部分があれば嬉しいです。
さあ、繁忙期はまだ続きます。
3月中旬まで、もうひと踏ん張り。
※清水は繁忙期ではありますが、添削課題は遠慮なく送ってください。
そのための時間配分は、きちんと考えていますのでご安心を。