=====================
筆耕コムの筆耕話
=====================
先月も墨のお話をしましたが、改めて墨と筆について解説します。
テキスト12頁〜15頁を参照してください。
まず、墨は固形墨でも墨汁でも構いません。固形墨なら油煙墨、墨汁なら筆耕に適した墨汁を選んでください。
・固形墨・・・「紅花墨(こうかぼく)」※メーカーは不問
・墨汁・・・「三歌仙(賞状・目録)」※墨運堂
以上をお勧めします。
特に墨汁ですが、専用の三歌仙と一般的な墨汁を比べると、賞状が乾いた時に発色が全く異なります。
書かれる賞状は商品となるので、墨や墨汁は妥協しない方がいいでしょう。
次に筆ですが、筆選びはとても難しいです。というのも、僕自身100%マッチする筆が無いからです。最近は「どれでもいいや」と思考を放棄しています。
とはいっても、大まかに筆耕に適した筆はあるので、まずはテキスト12頁を読んでいただき、詳しく書いたアメブロ記事があるのでみてください。
https://ameblo.jp/syo-do-work/entry-12777388439.html
筆は同じ銘柄でも個体差があります。購入の際、できれば同じ筆を2本買った方がいいでしょう。また、使ったら休ませた方がいいので、常に使える筆は2〜3本用意しておいて、ローテーションで使用するのがベストです。
以上、本日は墨と筆について解説しました。
=====================
筆耕コムの筆耕話
=====================
添削をしていて気がついたのでシェアしますね。
賞状で使用する墨ですが、固形墨でも墨汁でも構いません。
固形墨であれば油煙墨を使用します。おすすめは「紅花墨」(こうかぼく)です。「お花墨」と呼ばれている墨ですね。
いくつかのメーカーのものがありますが、グレードが高ければ何処でもいいです。できれば最高グレードの5つ星。少し値段が張りますが、長く保ちますのでコスパは悪くありません。
墨汁を使う場合は、賞状専用の墨汁を使いましょう。おすすめは、墨運堂の「三歌仙」、開明の「かな・賞状墨汁」です。
専用の墨汁は発色が全く違います。書き味もさらさら。課題の提出には通常の墨汁でも構いませんが、筆耕を頼まれた場合は専用の墨汁を使いましょう。※できれば普段から専用墨汁で。
ちなみに僕は「三歌仙」を使用しています。固形墨は擦るのに時間がかかると言うことと、擦り具合によって色味が変わってくるので使用していません。※趣味の書道では擦ります。
なぜ専用の墨汁がいいのか?色々と理由があるのですが、その辺の話は長くなるので、いずれブログにでも書こうと思います。
今回は取り急ぎの情報提供でした。
それでは、楽しい書道ライフを!
====================
筆耕コムの筆耕話
====================
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、賞状筆耕プロコースは3をFinalとします。
昨年7月に開講した賞状筆耕プロコースですが、もうすぐ1年。2まで修了された方も数名いらっしゃいます。その先をどうしたらいいのか?どのようなカリキュラムが効率的に学習できるのか?色々と考えてきました。
そして、「入門編→2→3Final」と3つのコースで区切りをつけることにしました。
賞状のパターンは無限にあるので、4・5・6・・・と続けてもいいのですが、あまりダラダラやるものどうかと思ったので、はっきりとしたゴールをつくることにしたのです。
ゴールが設定してある場合と、闇雲に進むのでは、学習効率が圧倒的に変わってくるでしょう。3まで学習することで、賞状筆耕の仕事に対応できる知識を網羅できるようにします。また、修了時に認定証も発行します。
3の先ですが、希望される方には「更なる賞状の技術の向上の講座」「書写検定を視野に入れた実用書道の講座」などをご用意できればと考えています。もし、ご意見やご要望等がありましたらお寄せください。
学びも遊びも全力で!これからも賞状筆耕プロコースを頑張っていきましょう。
もしかして!と思ったので急遽メルマガを発信します。
テキスト「賞状の書き方」17ページの左下に書かれていますが、賞状は左の行から書きます。もし、右から書いていたら、左の行から書くようにしてください。
しっかりレイアウトや下書きをするのは、そのためでもあります。
また、細字の課題も左の行からで構いません。自分の書きやすい方法で書きましょう。
式辞や手紙文のようにどうしても右の行から書く必要のある場合は、汚れ防止のためにティッシュや半紙を敷くなどの工夫をしてください。
僕は僕の中で常識になっていて、他にも説明が不足していることがあるかもしれません。もし何かわからないことがあったら、どんどん質問してください。
急ぎ、ご連絡でした。