2025年9月|賞状筆耕プロコースバックナンバー

2025年9月|賞状筆耕プロコースバックナンバー

2025年9月

9/6【賞状筆耕プロコース】力を抜くことの難しさ

 

毛筆で字を書くとき、特に小筆を使う場合に欠かせないのが「力を抜く」という意識です。

 

添削で「もっとリラックスして」「力を抜いて」と書かれた経験がある方もいるでしょう。

 

 

・力を抜くことで変わる線質

 

筆遣いで大切なのは「線質」です。

 

筆を強く握ってしまうと、線は硬くなったりブレたりします。

 

反対に、筆を軽く持つと、真っすぐの縦画や横画はより安定し、起筆・収筆・転折といった重要な部分も美しくまとまります。

 

力を抜くと穂先の自由度が増し、さまざまな起筆や線の変化を自在に表現できるようになります。これは賞状筆耕に限らず、すべての細字に共通する大切な基礎です。

 

 

・筆圧と上下動

 

・線の太細は筆圧と上下動で表現
・細線:穂先を軽く紙に触れさせるだけ
・太線:ほんのわずかに下へ圧を加える

 

このとき、握る力は変えません。筆を軽く持っていることが前提です。

 

「筆が倒れない程度に支える」――これが理想の状態で、あとは不要な力はすべて抜いて構いません。

 

 

・力を抜くことは難しい

 

「上手に書こう」という気持ちが強いほど、人は無意識に力んでしまいます。これは自然な反応です。

 

ですから、“人はプレッシャーがかかると必ず力む”と割り切って考えましょう。そのうえで、練習中に「軽く持つ」「力を抜く」を常に意識します。

 

気づけば力んでいる → 力を抜く → 時間が経つとまた力んでいる → また抜く

 

この繰り返しで、自然と軽やかな筆運びが身についていきます。

 

 

・細字習得の八割は「軽さ」

 

小筆で軽く書けるようになれば、細字の技術の八割は身についたといってよいでしょう。

 

賞状筆耕の練習においても、まずは「力を抜くこと」を最大の目標にしてください。

 

筆の持ち方や軽く持つ方法は動画でも時々解説しているので、参考にしてください。

 

 

 

9/13【賞状筆耕プロコース】門構えから考える向勢と背勢

 

門構えは、知らないとむずかしく感じるかもしれませんが、実はちょっとしたコツで書きやすくなります。

 

先日、門構えの動画を公開したので、参考にしてください。

 

https://youtu.be/MfhgflFeKYY

 

大切なのは左右のバランスです。特に右側のパーツは、先に書いた左側のパーツを意識して整えないと、全体のまとまりがなくなってしまいます。

 

このとき意識したいのが「向勢」と「背勢」です。詳しくはテキストP85に書いてありますので、ぜひそちらを確認してください。

 

どちらが正しいということではなく、書道家によって、また場面によって使い分けられるものです。

 

僕自身が賞状を書くときは「背勢」を基本にしています。シャープで適度な緊張感があり、公式文書にふさわしいと思うからです。

 

ですので、賞状筆耕プロコースの練習でも背勢を意識して取り組んでみてください。

 

向勢や背勢を意識すると、縦画の書き方も自然に変わってきます。その結果、文字全体の印象も変わりますので、その点も含めて練習してみましょう。

 

まだ、向勢や背勢を意識して書く自信がない方は、まずはその意味を知ることから始めてください。知れば、筆文字を見た際の見方が変わってきます。

 

最後にもう一つ。縦画は力を入れすぎず、筆が倒れない程度の加減で、リラックスして書いてください。

 

きれいな線を書くためには、この感覚がとても大切です。

 

 

9/20【賞状筆耕プロコース】習慣を制する者は人生を制する

 

上達のコツは何か?——それは「練習の継続」です。

 

でも実際には、続けることが一番難しいのではないでしょうか。そこで大切になるのが 習慣化 です。

 

「習慣を制する者は人生を制する」

 

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、僕は確信しています。

 

 

・習慣ってどんなもの?

 

習慣は、意識しなくても毎日自然にやっていることです。

 

歯を磨く
ご飯を食べる
お化粧をする
3時になると眠くなる
夕方になるとゲームがしたくなる
貧乏ゆすりをする
晩酌をする
*喫煙をする
・・・

 

良い習慣も悪い習慣もありますが、どちらにしても「やらないと落ち着かない」のが習慣の力です。

 

だからこそ、ここに「書道の練習」を加えるのです。

 

 

・習慣化のハードルは低く

 

とはいえ、習慣は一朝一夕では身につきません。定着するためには、毎日続けて2〜3週間は必要です。

 

そのときに大事なのが「ハードルを下げる」こと。

 

「毎日1時間練習するぞ!」と意気込んでも、続く人は100人に1人くらいです。

 

僕が実際に取り入れたのは 『1日1文字練習』。これなら負担が小さいので続けやすいのです。

 

1文字書いたら終わりでも良し。調子が出れば2文字でも3文字でも、1時間でも構いません。

 

大事なのは「最低限のハードルを低くする」ことです。

 

 

・書く道具は自由でいい

 

「今日は筆を出すのが面倒だな」と思う日もあるでしょう。そんな時は筆ペンでも、もっと言えばボールペンでもかまいません。

 

大切なのは「毎日1文字書く」ことだけです。

 

3週間続けてみてください。きっと自然に習慣化され、あなたの文字は確実に変わっていきます。

 

 

・最後に

 

練習は、特別なことではなく「生活の一部」にしてしまうのが一番の近道です。

 

どうぞ気楽に、「今日の1文字」から始めてみてください。

 

9/28【賞状筆耕プロコース】【ご注意】Instagramで偽物アカウント発生について

 

今回は注意喚起となります。

 

このたび、Instagram上で僕の名前をかたる偽アカウントが複数確認されました。

 

現在、確認できている偽物はこちらです:

 

https://www.instagram.com/shimizu_katsunobuu/
https://www.instagram.com/shimizu_katsnuobu/

 

本物の公式アカウントは以下のみです:

 

https://www.instagram.com/shimizu_katsunobu/

 

偽物からダイレクトメッセージが届く可能性がありますが、決して返信せず、無視して削除をお願いいたします。もし、返信した後でも削除していただければと思います。

 

僕の対応としては、

 

・本物アカウントにはMeta認証を申請済み(数日内に認証バッジが付与される予定)
・偽アカウントについてはMetaへ「なりすまし」として報告済み

 

となっております。ただし、必ずしも削除されるとは限りませんので、皆様にもご注意いただければ幸いです。

 

また、SNSに詳しい方は、偽アカウントのプロフィール欄から「なりすまし報告」を送っていただけると、偽物が削除されやすくなるので大変助かります。

 

SNSは便利な一方で、オープン性ゆえに今回のようなリスクが避けられません。どうぞ皆様も、十分ご留意ください。