2025年4月|賞状筆耕プロコースバックナンバー

2025年4月


25/04/05 賞状部分筆耕について


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賞状部分筆耕
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賞状部分筆耕という言葉があります。これは、すでに印字されている賞状に「名前・主文の一部分・日付」などを書き入れることです。卒業証書の名入れも部分筆耕の一種ですね。


部分筆耕は全文筆耕と比べると記入場所が少ないので、作業としての負担は少なくて済みます。ただし、これも賞状全文と同様にただ書けばいいというものではありません。部分筆耕といえどレイアウトは重要です。


そんな部分筆耕ですが、実際の依頼から工程を動画にしてみました。参考になるかと思いますので、お暇なときにご覧ください。


https://youtu.be/OPmpxu2S4mE


賞状筆耕プロコース+の第4回課題の動画も公開しています。こちらもご覧ください。


すごく難しい賞状を扱っているので、初心者の方には難易度が高いのですが「難しい賞状ってこういうもの」というのは感じることができると思います。


https://youtu.be/GSwPJwLEClw


筆耕の仕事の依頼が来て、どのような工程で揮毫しているのか?レアな仕事なので目にする機会って少ないと思います。


今後も可能な限り、仕事風景の動画を公開していこうかと思います。


ご期待ください。



25/04/12 課題の左下の名前について


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課題の左下の名前
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課題の左下には名前を書く欄がありますが、毛筆で書くようにしましょう。特に細字練習用紙は住所を書く欄がありますが、これも頑張って毛筆で書きましょう。


理由は極めてシンプルで、練習になるからです。毛筆で書いていなくても構いませんが、せっかく書道を学んでいるので、毛筆に拘りましょう。ついでに楷書を学んでいるので、楷書で書くといいでしょう。


完成度は気にする必要はありません。今現在の自分の技術で素直に書いてください。これは課題にも言えますが、うまく書こうと思わない方がいいです。


お手本があれば、淡々とお手本の技術の習得を目指してください。上手に書く・書かないは、その先の話で、意識しない方がいいです。


世の中の事象には全て意味があると、僕は信じています。文字のバランスの取り方には全て意味があります。美文字の3原則が基本になりますが、まずはそれを知ることを意識して下さい。


ある程度、文字のバランスの法則を知ると、初めて書く文字も問題なく書けるようになります。とにかくバランス、毛筆への慣れ、脱力して書くことを意識していきましょう。


そうして淡々と書いていると、周りから「うまいね」と言われるようになります。上手い字とは自分で書くのではなく、周りが勝手に感じてくれることなのです。


バランスがわかってくると、文字って面白いですよー!



25/04/19 漢字は算数


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漢字は算数
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添削を受けたことがある方にはわかると思いますが、僕は「平行、均等、90度、45度、1/2、1/3」のような言葉を使います。


これだけ見ると、文字の解説というよりも算数みたいですよね。実際、漢字は図形だと思っています。正確にいうと、図形の発展形が漢字ということですね。


アルファベットやひらがな・カタカナのような表音文字と違い、漢字はその文字自体に意味がある表意文字です。


古代に図形を書いて意味を伝えていたものが簡略化・合理性を持たせたのが今の漢字です。だから図形として考えるのは理にかなっているのです。


ときどき「私には才能がありますか?」と尋ねられることがありますが、これは分かりません。漢字を図形として捉えた時、そこに才能は関係ないと思うからです。


漢字を図形として考えるなら、才能よりも知識です。


・偏の画数が多く、旁の画数が少ない
・冠に対して下のパーツの画数が多い
・横画がたくさん並んでいる
・文字全体の画数が少ない
・・・
・・・


漢字には色々なパターンがありますが、パターンごとにどうすればバランスが良くなるか知ることが重要です。


そんなパターンも決して多くはないので、基本文字を学んでいれば、新しい文字が出てきても応用が効くのです。


文字を練習する時は漠然と書くのではなく、できるだけバランスを考えながら書くようにしましょう。


なぜ、この文字は綺麗に見えるのか?これがわかってくると上達は一気に加速します。


まずはテキストに書かれている、文字のバランスの取り方を理解するよう取り組んでみてください。


もし、毛筆で練習しながら「そんなこと考えられない!」と思うなら、毛筆は切り離してペン字で練習するのもありです。


ペン字なら最近作った下記の動画が少し役立つかも
https://youtu.be/t5q74tEa4AA


賞状の下書きを本気で取り組むと、結構力が付きますよー。


ちなみに課題はレイアウト線を付け足したり、文字を下書きしても構いません。自分の書きやすいようにして書いてください。また、提出時に下書きは消す必要はありません。



25/04/26 副理事就任の話


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副理事就任
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先日、日本デザイン書道作家協会の副理事に就任しました。


現在、理事長・副理事長・理事2名がいらっしゃいますが、そのお手伝いの立場が副理事だそうです。まだ実務をしていないので詳しい内容は把握していませんが、どうやら僕にはHPやSNS運営のアドバイスを期待しているようです。


運営に携わるつもりは全くなかったのですが、これも経験と思って引き受けることにしました。僕の知識と経験が必要とされているのであれば、それを活かして貢献できればと思います。



さて、そもそも僕が日本デザイン書道作家協会に入会した理由は、健康保険にあります。


数年前に社員だった日本賞状技法士協会(アテネ教育出版)を退職した時、会社の健康保険組合から国民健康保険組合に切り替える必要がありました。


※講師・運営・教材作りを兼任していた日本賞状技法士協会への入社と退社はコロナに大きく影響されています。筆耕コムとの地獄のダブルワークの日々。。。その話はまた後日書きましょう。


その時に、以前から興味のあった「文芸文美健康保険組合(文美国保)」に入会しようと思ったのですが、文美国保は登録している協会や団体に所属していないといけません。書道系で登録されているのは3つ程度しかなく、その中の1つが日本デザイン書道作家協会だったのです。


※文美国保は芸術系のフリーランスが入会できる健康保険組合。国民健康保険と異なり収入による保険料の変動がなく、すべての組合員が定額というのが大きなメリットです。収入が大きければ大きいほど、その恩恵を受けることができます。


文美国保たのめに入会した日本デザイン書道作家協会ですが、入会した時に過去の会報が数冊送られてきました。そこに理事長によるワークショップ参加募集を見かけたのです。


ワークショップに参加して、筆耕とは全く正反対のデザイン書道に興味を持ち、そのまま理事長の塾に入会し現在に至ります。


理事長はグラフィックデザイナーでもあるので、デザイン書道だけでなくデザイン自体についても学ぶことが多いのでですが、その話はまた別の機会にしましょう。


人との縁とはありがたいもので、今は日本デザイン書道作家協会のコンクールの賞状はすべて書かせていただいています。そして、今回の副理事就任です。


必要に迫られて入会した協会、軽い気持ちで学び始めた理事長の塾、まさかこんなことになるとは思いませんでした。


以上、私ごとで恐縮ですが、ご報告でした。


日本デザイン書道作家協会や文芸文美健康保険組合(文美国保)に興味のある方はHPなどご覧ください。また、分かる範囲であれば質問にもお答えします。